エステの開業を考えているなら

開業するにあたって把握しておきたいことはさまざまです。ここでは特に女性に人気のエステサロンの開業についての情報を紹介いたします。できるだけ安く開業する方法などについても情報をお届けいたします。

エステサロンの開業スタイルについて

エステサロンはさまざまなスタイルで開業が可能、必ずしも店舗を借りて、という必要はありません。

女性にニーズの高いエステサロンに関する資格は多く、中には通信講座で取得できるものもあります。

育児中に資格を取得し、すこし手が離れたら開業、と考えている人にむけて、ここではエステサロンの開業スタイルについて紹介いたします。

エステサロンは大きくわけて三つのスタイルがあります。

まずは自宅サロン、これは家の一室をエステサロンにし、そこにお客様を招きいれて営業するスタイルです。

SNSが発達している今、自分で宣伝し、動画投稿して注目を集めて集客を狙うパターンもあります。

そして次に、より集客しやすい方法として商業施設内での開業です。

商業施設内ということで他の店舗もあり、それを目的に訪れたお客様の目に止まりやすくなります。

最後に、雰囲気を重視してこだわれる空間でもある賃貸マンションのサロンです。

場合によってはビルの一室を借りるなどの方法もとれます。

内装からこだわれるケースも多いので、空間や雰囲気をしっかり作り上げたいサロンを作りたいときにおすすめとなっています。

これらのパターンによって、初期の開業資金が異なります。

まずはどんなエステサロンにしたいか、というのをしっかりイメージしておくのをおすすめいたします。

開業にかかる費用は？

開業にあたり数百万円、といった費用を想像するかもしれませんが、思っているよりもエステサロンの開業費用は抑えられるのです。

もちろんスタイルによりますが、上手にやりくりして安く開業を目指していきたいところです。

開業時に必要なものを購入する必要があり、エステ機器で大体10～50万円ほど、消耗品に10万円ほど、他にも家具類、電化製品などにお金がかかります。

しかしこれらも購入先をうまく考えていけば、費用をおさえて購入が見込めます。

新品ではなく、中古で購入するだけでも随分安くおさえられますので、ぜひ検討がおすすめです。

自宅サロンの場合はすでに家にあるものを使用するのも手です。

ただし、必要なのが内装費です。

家そのもののままでも問題ない場合もありますが、くつろぎの空間であるサロンの雰囲気とはほど遠いケースが多いです。

エステサロンらしくするための内装費は平均で20万円ほど、こだわりを詰め込めば詰め込むほどに費用はあがります。

しかし近年ではDIYを趣味にしている人も多いので、自分でする、友達に手伝ってもらうなども一つの手かもしれません。

ほかにも賃料が必要ではあるものの、比較的安くおさえられるのが商業施設内での開業です。

リスクも低く、集客に向いている上に、比較的安く開業できます。

ただし内装にこだわりづらいという欠点がありますので、こだわりをたくさん詰め込みたい場合は難しいかもしれません。

そして最後に、賃貸マンションでの開業ですが、これが一番開業資金はかかります。

店舗経営を目的に借りる場合は保証金が跳ね上がるのです。

また、この開業方法をとる場合、多くの場合が雰囲気にもしっかりとこだわりたい、という目的があるためです。

その場合内装費に関してもそれなりの費用をかけるものとして考えておきたいところ、賃料、保証金、そして内装費に200万円程度の予算を組んでおく必要があります。

機械もこだわりのものを用いたい場合はそれなりのお金が必要です。

まとめると、自宅サロンが比較的安く開業でき、その次に商業施設内、そして一番お金がかかるのが賃貸マンションです。

しかしお金がかかる分メリットもあるので、自分のイメージにマッチする方法を検討していくのをおすすめいたします。

居ぬき物件も要チェック

賃貸マンションでの開業は魅力的なことが多く、憧れである、という人は少なくありません。

家賃や保証金は必要なものの、内装費という部分で大幅に費用を削減出来る方法があります。

それが居ぬき物件で、以前エステサロンとして利用していた物件などを指します。

これを選べばもともとエステサロンとして使いやすい内装にもともとなっている、というケースが多いです。

内装はもちろん、設備が残っている可能性もあります。

そうなると、大幅に初期費用を削減しつつ、憧れの雰囲気をもつエステサロンを開業も夢ではありません。

ぜひエステサロンの居ぬき物件のチェックもおすすめいたします。

必要な資格とは？

エステティシャンという仕事にはとくに資格は必要なく、知識がないとしても開業できます。

けして違法ではなく、問題ないのですが、多くお客様を集めて満足していただくためには知識と経験は必須です。

また資格を取得しておくことで、信頼も得られます。

ここではエステサロン開業にあたり、どんな資格がおすすめかを紹介いたします。

資格がほしい人向けに「日本エステティック協会の資格制度」があり、取得できます。

それぞれに取得要件がありますので、自分が目指す部分はどれか、というのをしっかり考えた上で目指していきたいところです。

いずれも認定校でのコース修了、実務経験が必要なので、それらを積んでいく必要があります。

AJESTHE認定エステティシャン、AJESTHE認定上級エステティシャンなどがありますので、内容を確認の上、取得を目指していきたいところです。

エステティシャンとしてほしい資格はこれらですが、中には簡単に通信講座で取得できる、エステに役立ちそうな資格もあります。

さまざまな知識を得ておいて損はありませんので、資格取得の際は日本エステティック協会の資格制度を取得はもちろん、他にもアドバイザー系の資格などもぜひ検討をおすすめいたします。

必要な設備について

エステサロンに必要な機材や設備はどんな施術をするかどうかで大きく変わります。

マッサージなどがメインの場合は特に機材に関する費用はかからないものの、脱毛などをする場合はその機材が必要であり、高額となります。

自分が施術する内容はどんなものか、それをまず考えて、中古の機材なども選択肢にいれて検討をおすすめいたします。

基本的に必要な設備は、ベッド、機器、ホットタオルキャビネット、パソコン、ローブなどのお客様用衣類、コスメやオイルなどの消耗品です。

他にも内装をおしゃれにするための家具やグッズなんかも必要です。

くつろぎの空間ということで、雰囲気作りのためにもインテリアには十分にこだわっておく必要があります。

施術によるサービス、そして空間作りを両立させていく必要があるのです。

エステサロン開業についてのまとめ

お客様にゆったりとした時間を楽しんでいただき、そして美しくなっていただきたい、そんな夢を持ってエステサロンの開業を目指す人は増えています。

持っていて損はない資格と、そしてできるだけ安く開業できる方法を知識としていれておき、夢を叶えられるよう努力していきたいところです。

開業にあたり、お金をためるのは大事ですが、抑えられるところはしっかり抑えておくというのも大事なことです。

一般的に必要な資金は50万円～とされていますが、30万円程度で開業できたというケースもあります。

賢く開業を目指し、長くお客様に愛されるエステサロンを営業するのを目標にしたいところです。